群馬県内の直近１週間の新規感染者の数は、１日平均で５２．１人と前の週から２分の１となるなど、国の基準で最も深刻な「ステージ４」をおよそ２か月ぶりにすべての項目で下回りました。
１６日に開かれた知事会見では、直近１週間の感染状況について発表がありました。発表によりますと、今月１５日時点で、新規感染者の数は１日平均５２．１人、病床の稼働率は３８．２％となるなどすべての項目で国の基準の「ステージ４」を下回りました。最も深刻な「ステージ４」をすべての項目で下回るのは、７月１３日以来、２か月ぶりです。
一方、直近１週間の新規感染者のうち、およそ７割がワクチン未接種であったことから県では引き続き、積極的なワクチン接種を呼びかけています。県では、若い世代のワクチン接種を促進するため抽選で車や旅行券をプレゼントするキャンペーンを企画しています。
今月１５日に応募の受付が始まり、山本知事は、１６日午後２時時点でおよそ３万人から応募があったと明らかにしました。１５日は、受付開始直後に応募が殺到し、システムが一時停止するトラブルが発生しましたが、現在は、応募可能だということです。
対象は、９月末までに２回接種を終えた２０歳から４０歳までの県民が対象で受付は、１１月１日の正午まで県のＬＩＮＥアカウント「群馬県デジタル窓口」で行っています。２０代と３０代における１回目のワクチン接種率はおととい時点で６割を超え、キャンペーンの発表時と比較するといずれも上昇しています。山本知事は、キャンペーンの効果があったと話すとともに「先着順ではないので落ち着いて応募してほしい」と呼びかけました。
